ピアノ教室ブログには何を書くの?

何も手に付かない、なんだか谷間のような一日の午後です。しょうがないから、何となく、ピアノ教室、ブログの書き方、で検索してみたら面白いのが見つかった。「ピアノの先生、ブログを書こう!」みたいなやつ見つけたので、それを見てみると、こう言う記事はどうしてやたらに行間が空いているのだろう。読みにくくてしょうがない。三島由紀夫に斬り殺されるぞ。

まず当たり前ながら記事を投稿せよとある。クレーム来ないか、こんな書き方したら集客できないかも、舐められないかな、恥ずかしいな、しかし曰く「やるっきゃあないです」だそうです。はい。そして「誰に向けて書くかってことを常に意識する」んだそうだ。なるほど。そして「理想の生徒さんが来るにはペルソナを考えよう」だそうです。仮面の告白、やはり三島由紀夫を想起してしまう。いきなりペルソナとは何だ?

飛ばし読みで読んで行くと、「習う動機は人それぞれ」で、ここで言うペルソナとは、年齢、職業、住んでいる場所、兄弟が習い事をしている云々と続く。あとは年齢。そして架空の理想の生徒像を作ってみることが大切だそう。ううむ、そんなの決まってんじゃん。35、6のちょっと影があるいい女で、服装のセンス良く、「あらあセんセー、お釣りはいらないからとっといて、、、」かなんか言う気前の良いスイも甘いも噛み分けお分かりのオレにとって妙齢の女性。そんな人来たことないけど。website作り直そうかな。

そして「架空の理想の生徒像」とはこのサイトでは、小学一年生、女の子、教室から徒歩3分、歳の離れた兄がいる、共働きだが裕福、お母さんの電子ピアノが家にある、、、何だか話がおかしい。まあ、先を読んでみる。

ペルソナを仮定し、理想の生徒像を想像していたら、「私の教室は近年、入会と同時にアップライトピアノを購入する生徒が続出」だそうです。

すごいですね。私も教えていますが、入会という概念が先ず無い。どこかのスジ者の組織じゃ無いんだから、しかし待てよ、参考にしなければ。次回から新しい生徒さんには、「習うに当たって杯を交わして入会してもらわねば困る。正装して出直せ。そう、それでは入会してもらう。スケール間違えたらエンコだしな」

それじゃあさらにスケール弾けなくなるじゃんね。「是非理想の生徒さんを集め理想のピアノ教室を作っていきましょう」ともある。理想のピアノ教室、これは難しい課題だ。私だったらウイーン郊外の湖に面した自然豊かな景色の美しい別荘風の場所にジャズピアノ教室を開設したい。ほら、ここでグスタフ・マーラーもシンフォニーの9番を作曲したのだから、あなたにも豊かなる想像力が湧き出ること間違いなしと言えるだろう。

「それからブログは難しい漢字や長い言い回しはダメ。行間を開け読みやすいようにする」この人は女性なのに森喜朗のような事を言う。

 

ひろしちゃんねえ、ピアノおしえてるの。だれかおそわらない?

 

と〜ってもじょうずになるよ(絵文字もしくはハートマーク)

オレには向いていないな。26年も教えているとこう言う記事を見るにつけやるせない。理想の生徒とは己が理想とする音楽を既に知っているが、それをどう表現したら良いかを教わりたい者である。

さて、どうしたものか。

 

 

 

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