雰囲気

多くのピアノ教室生徒募集系のWEBSITEやYOUTUBEを見ていると、自分の所の教室の雰囲気を書きなさいとありますが、一番その教室の雰囲気を作るのは生徒さんそのもので、良いピアノを揃え、防音万全、教本も多彩、広さも狭過ぎない。いろいろな条件があると思いますが、そこに誰が来るかで教室の雰囲気は決まります。もちろん私は教える側ですから、それなりの準備をしていますが、お釈迦様では無いので、誰もが己が罪を告発したくなる様な笑みは浮かべていませんし、かと言って、気難しくしかめっ面でもありまりしません。そして私がレッスン中、いろんな事象を例にとり、それを冗談やネタにしたりして、ジョークを言おうがなんだろうが、笑わない生徒さんは笑わないのです。逆にこちらが普通に教えているのに勝手にケラケラ笑っている生徒さんや、そんな事私の前でしても意味ないのに、みたいな間違い隠しをする生徒さんもいます。間違いを指摘する、またはどうしたら間違いにくくなるかを教えるのが私の役目ですからそういうことをされても、すぐバレます。

だいたい音楽などクラシック面含めてフィーリングが全てで、要するにFeelingがよければ何をしても良いのですが、だからといってピアノの鍵盤をボンゴの様に叩き続けても面白く無いので、音の構成、ハーモニーなどを教えている訳です。音楽は数学的でもありますが答えはなく、立体的ではありますが横に流れ、聞く分には良いですが演奏するとなると、自分でも思いもよらないことをする。その思いもよらいない事がクラシックではダメ出しの一歩になりますが、ジャズの場合はその音を関連付けて、意味のあるものにしてしまいます。それはあらゆる教則本にも書いてある事ですが、実際に試す人は少ない。今日も1日が始まった。別に明日演奏何しようかなあと思う程度で、もちろん練習はするつもりですが、こう言うひ日が続くことを願います。30代、40代の毎日荒波に乗っている様な日々はもう十分かもしれません。しかし人間は生きている限り、本物の坊さんでない限り、何か面白そうな事、刺激的なことを探す様にできている様で、話は飛びますが、見取りの仕事をしている人には本当に頭が下がりますね。あれ全部アドリブだと思うんですね。みんな同じくあの世にゆくわけでは無い。音楽もその観点で言えば、何か近いものがあるのかもしれません。人生はずっと整列していられないのです。

CONTACT

onaip@me.com