朝のJAZZ VOCAL

今日も今日とて、ブログを書く。珍しく今は朝方6:45分で、早く目が覚めてしまい、コーヒーのお供に、このmac book airへの、愛憎混じったお別れをしているのである。なぜかケーブルの側面プラグのランプが、それは普段オレンジとグリーン色であるが、そのランプがつかなくなり、MAC本体の充電にも問題があるとのこと。昨日マックお客様センターに電話してわかったのだ。私の言っている事が理解できるお客様センターの係の人は、禅僧なのであろうか。この機械音痴の言っている訳の分からない質問に、丁重に敬語で答える事をやめない。「え〜、左端の電源のコンセントにいつもついている電気が消えていてですね。mac本体も急に真っ暗に成って今まで書いていたことや作業していた事が何処かに消えてしまって、矢印、ええとカーソルと言うんですか。それをシステム環境設定からいろんな、なんて言うの、四角いの選んで問題を探してますが見つかりません」画面が急に真っ暗になるマックだ、なんて洒落ている場合いではなく、急に画面が真っ暗闇や無音になると、それまでやっていた作業や文章が見事に死んだ後行くであろう世界に消えてなくなる。この 文章も、メモに書いていて、全て終わった段階でwebsiteのブログにコピーしようと思って書いている。まあ、朝コーヒーを呑みながら重症のMACにブログを書く自分自身に酔っているのである。やる気あるだろう。

昨夜は、というか6月中旬から下旬までコロナの影響とこの仕事に付き物の谷間に陥ってしまって、夜時間がある。酒とタバコを七転八倒して数年前絶った私は、時々、気分循環器性症候群を発する場合もあるが、こうやって書いているとなんだか救いのようでもあるので、もう、ピアノ教室に生徒が一杯になる事は無視する仕儀と既にあい成っている。自分のことしか書いていないからだ。朝から何となく暑苦しく、梅雨と初夏を一緒にした様な季節とは言え、いつも生徒にハッパをかけている様に練習すればいいのだが、どうも怠くてその気になれない。生徒さんのことは怒れないのである。生徒一杯のピアノ教室の先生なら、朝から口紅を塗り、ブローチなんかもつけて、「はい、ミナミくん、練習、練習、こういう時こそ他人との差を出すチャンスなのよ。何々ちゃんより上手くなりたいとは思わない?そう、今がチャンスなの。皆がサボりたいなあという時に練習するとグッと差が出るのよ」あれだけ生徒たくさん教室に憧れ、その術をタダで盗んでこの世の栄華をあはははと楽しもうとしていた私だが、実はその先生、色んな工夫の末、七人の生徒から今では四十九人の生徒を教えるまでに成っていて、その成功例をわざわざSNSに挙げているのである。四十九人?マジかよ?私だったらまず全員の名前が覚えられない。正直申し上げて。そして49人の別々の音色のピアノの音を慢性的に聴いていたら、私の精神薬の量は確実に増えるだろう.。もうバーを梯子をして、玄関に突っ伏しているとか、二股をかけて、その嘘がバレない様に、なんだかよく分からない出費に悲鳴をあげたりする年代ではもう無くなった。ですから、まあ、くたばるまでテキトウに生活できるだけの日本銀行券が必要なだけなのである。四十九人もの生徒の面倒を見るなど、私には無理なのである。だから畢竟、流行っているピアノ教室ブログを覗き見るのも危険といえば危険である。ということで、朝から暑いので、お気に入りのDoris Day/ Andre Previn「DUO」などを聴く。Andreは確かベルリン音楽院を出てロンドン交響楽団の指揮者でもある人で、ジャズピアノ?なんでこんな簡単なものが誰も弾けねえの?才能ねえ。こんぐらいできない奴は音楽なんか初手からやめた方が良いよ、というぐらい上手い歌バンをピアノで弾いていて、ある意味私の隠れたアイドルなのである。ああ、Doris Dayの声は涼しくていいなあ。このまま午後まで涼しく過ごしたい。頭の隅に、アベとかコイケとかアソーとかゴミ共のことなど微塵も考えたくない。Doris dayは、最初、「Sentimental Journey」のヒットで注目され、そのあとも確か、暑くてウイキなど調べるのは面倒なのでみんなでやってください。「母はなんでも知っている」というテレビの連続ドラマの主役を務め,アメリカの芸能界を生き抜く術を知っていた優等生的英語の発音のキレイな歌手です。何曲かAndre Previnのピアノを聴いていると、何もかも嫌に成ってくるので、次はAnita O’dayの「Beautiful Love」を聴く。この人はDorisと違い真性の不良である。まあ音楽をやってる者はDorisに限らず皆不良だと私は思っているが、Anitaの声に隠れた不良性、天性の声質、そして独特のレイドバックの技術によりこの人もスターダムに乗り上げた。しかし、Dorisの様に、出世のために次々と旦那を変え、歌のみならず、テレビシリーズや、いわゆる何でもできる派の歌手にはなれなかった。Anitaは歌うしかなかったのである。私にはわかる。キャバレーが長いから、Anitaの様な人は、一生歌う運命である。実際、売れまくった後、谷底を経験し、麻薬にも手を出し、晩年はすごく太っていた。でも私はAnitaの方に軍配をあげるんだな。不器用だから。

ああ、朝から暑いなあ、今度はElla Fitzjelaldだ。歌が上手いに決まっている。金も行くとこも無くなったElla少女はApollo劇場のコンテストに飛び入りで優勝してしまうのである。こんな方に、バークリー主席で卒業しましたとか、おかしくて鼻で笑ってしまって、ウタって学校で教わるものなんて初めて聴いたわ、なんて言われるのがオチだ。この人も不良少女であったが、音楽が人間を救ってますね。次はJuly Londonでも聴こう。まあ「Cry me a River」を朝から聴くと、今日は何にもしなくていいかという気になる。この人の歌は雰囲気一発で、ナイトクラブの粋な内装がよく似合う声色をしていると思う。ああ、朝から禁治産者もびっくりの文章を書いてしまったが、湿気と暑さが嫌いな私は、カネが無いなりに、Sopotifyといまだいじり方のよく分からない機械でジャズ・ヴォーカルの浮気をしているのである。さて、修理に出すmacは治るのだろうか。

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