前回に引き続き、アルフレッド・コルトーのフィンガーとレイニングについて少し触れます。コルトーは気代のフランス人ピアニストで、印象派のピアノ曲を弾く練習用に、Rayinal Principles of Piano Tequnicという本を著したのですが、つまり簡単に言えば、5本の指を独立させる事を主とした練習方法です。またピアノ演奏には様々な筋肉の強化も必要で、その為の練習方法は、今までアメリカでピアノを教わったSteve KuhnやChristian Jacobなどを私なりに改良した方法を自分でも練習したり教えたりしています。まあ、無理に痛みを堪えて練習する事が一番良くない練習方法で、痛みを6秒以上我慢していると、普通の筋肉トレーニングと違い、指の練習は細かいので、痛みや苦痛を耐えながら練習するという方法は教えません。またクラシックと違って、逆立ちしても譜面通り弾かないと、各方面から叱られるという事も無いので、自分に合った方法を教わった中から抽出し、疲れたら休む、くらいの楽器との関わり方で十分です。なまじ腱鞘炎などになると厄介ですから。まあ、指の練習の主な説明はこのくらいかなあ。