(続)それで、四半世紀後に、SKYPE やらFACE TIMEなどの機械を使ってレッスンするとは夢にも思いませんでした。下手すれば生身で会った事の無い人と画面を共有して音楽を教えられるのですから。音楽を教えるという表現が大袈裟ならば、演奏する方法を画面を通じて示す事ができるわけです。まあなんたる世の中ですかね。何で遠くの相手が映るのか、そんなことは100%知りませんが、カメラの位置により、相手の手を上から俯瞰する事ができ、対面してするレッスンよりも、相手がどこを間違っているか、どこで戸惑っているか、直に会ってレッスンするよりよくわかるという、何だかよく分からないおまけがついてきます。こちらの書き示す譜面も、何やら先方で写真にとれる様で、ノートに書いて忘れて行く生徒も多い中、こちらのSKYPE,FACE TIMEの方が合理的なんて気もしますが、やはり、直にお目にかかる生徒さんの雰囲気や、記譜上の間違いなどを探すには生身でレッスンする方がよく、極端に言えば、バークリーなどという音楽学校は、月に一週間ほどセッションしにかよえばよくなるのでは無いでしょうか。