しかし今日も暑すぎる。カタギの方々が道路や道でせっせと働いているのを見るに付け、本当に頭の下がるおもいである。しかも中には、笑顔で額の汗をぬぐいながら働いていらっしゃる方もおられる。笑顔が幸運を呼ぶとよく言われるが、まあそのせいで私には難儀なことしか降りかからないのであろうが、とにかく、7,8月はこのニホンもアジアなんだから全て休みにしたらどうなのか。病院の救急病棟も休みでよろしい。「主人がねえ、真夏に急に吐血して病院にも行けずそのまま、、」「まあ、お気の毒」なんて全然ありで、警察も適当に仕事したいときだけしていれば良いのではないか。公園でわら人形を的に拳銃の腕を磨いたり、「え、泥棒、あのねえ、夏は捕まえるの二万、有罪まで三万、先ず即金で払って」なんていう社会でも良いのではないだろうか。どうせ警察も悪の巣窟である。それが表に出るだけだ。
働くことの意義は、世のため人のためになる、ということが表の意義だが、利潤追求、今年より来年儲けるゾ、というのがキャピタリズムである。また働かないとカネが無くなり、喰えなくなってしまう。しかし、私はなるべく早く死にたいのである。もう大方のことは充分見聞きしたから,後はあの世の仕組みでも早いとこ見聞させて欲しい。しかし飢え死ぬというのも大変らしく、太平洋戦争中、二週飲まず食わずだった兵隊に食事を与えたところ、腸管から出血してもだえ苦しみ死んだという。二週間も喰わないと、腸管が弱り、堅いものを喰うと破れやすくなるとのこと。とにかくうまく、衰弱死できぬモノか。
または、年間三万人も自殺者が出ているのだから、安楽死の法制を改定し、それこさ儲けたくてしょうがないクスリ会社に、スグシネール、アンラクーシ、スッコロリ、ホトケサーマ、クスリの名前なんて死ぬほど思いつく。飲んだらすぐ死ねる薬の販売を許可すべし。2万ぐらいで売ればよろしい。稼げるぞ〜〜。私ならすぐに買いに行って一瓶全部飲み下す。哲学的、人道的な説教をしたい奇特な方も中にもいらっしゃるのだろうが、畢竟早いか遅いかの違いしか無いともう答えは出ている。
生まれるのは我が意志ではないが、くたばり方ぐらい、選ばしてもらえないだろうか。後は、各駅前に簡易葬儀場をつくる。死にたいひとは、サラ金を借りるがごとくブースに入る。すると一瞬にして骨も残らぬ高熱で焼いてもらえる。費用は一万くらい。遺骨は残らない仕組みで、まあ充分でしょう。
新しい落語のネタが出来て良いんじゃないですかね。「おお、ちょっくら死んでくら」「ばかやろー、しくじるなよ」なんて会話で浮世にさよならも悪くない。