今回のブログ

本を書きましたが、ブログも書かなければいけないんですね。なんてエ世の中だ。筆が立って始終機嫌が良く、人と会うときはいつも笑顔で、ピアノもどんなジャンルでも弾けて、世のため人のため頑張りなさい。なんて二宮金次郎以上の事を現代人、私?は要求されている。こういう事を何度も人にやると嫌われる。そのこういう事がその人の個性で面白いと思える時代も終わったんでしょうか。何をみんな気取っているのかな。戦後75年、経済成長のため全てを犠牲にしてきたこの島国で最後に地震が来たとは言え原発までいわしてもうた。科学的に詳しい事は調べても碌に頭に入らないし、いわんや入ったとしても、トリチウムだなんだは消えんワケです。しかもこのままで行けば日本の少子化に歯止めがかからず100年後には三分の一になるとか。何をやってるんだか一体全体。

私が、この人はホンモノだ!と思う人は世にそっぽを向かれ、くだらねえ、楽器が上手いだけじゃあネエかという人が売れていたりする。反骨精神がジャズの殻だと信てきたのに。

世の中には、いつの世にもアブレ者が出ます。けっ、あぶれもの、の正しい漢字さえこのコンピューターでは変換出来ない。本人は一生懸命その時の社会に参加しよう、何とか自分のいる場所を見つけようと七転八倒するのですが、なぜかどこの集団に入っても浮いてしまう。変に目立ったり嫌われたり、本人に悪意は無いのに悪く思われてしまったりする。そういう奴の発言の方が変な新聞記事より世の正鵠を射ているものですが、誰も耳を貸さない。アブレ者だから。嫌われているから。黙って座っているだけで、お前はどこか変だという烙印を押される。それが若いウチならぐれるな、と言う方が難しい。じゃあ、オレはオレでやらせてもらおうか、と居直るか、メソメソ泣いて退散するかのどちらかでしょう。はっきりと言います。私はオレはオレでやらせてもらうことにしました。こんな島国で、ちょろちょろ気を使って右往左往するのは止めた。自分のことを悲観して鬱になるのももう止めた。死ぬまで生きるしかやることは無いんです。集団に溶け込み、皆から好かれている人物でさえ、死ぬまで生きるしか無い。それでその人が死んだ後、惜しい人を亡くしたと泣く人が何人も居るという方は,相当徳の高い方でしょう。でも二〜三ヶ月経ったらその人のことを大方忘れちゃう。みんな自分のことで忙しいから。私は自分がくたばった時に葬式はしないよう遺書に書いたので泣く暇も与えないというか、先ず泣く人はおるまい。あっ、そういえばミナミってやついたなあ、で終わりで良いです。痛みさえある程度とってくれれば高度な医療もいらないです。普通の方々から見て,本当にデタラメなムチャクチャを己が身体に強いてきて、もうすぐ還暦の私の身体は、どこも悪くないのです。糖尿、血圧、血糖値皆正常。今は酒もタバコも止めたからかも知れませんが、医者と言えば歯医者に通うくらい。我ながら、おぬしもアクよのうと思っております。

まあいずれはガタガタと悪くなるんでしょうが、そうしたら誰か一丁拳銃を僕にくださらんか。アタマぶち抜いて死にます。死ぬまで働いて現行政府に税金?やなこった。

人間は本能的に生きたいと思い、子孫を残したいと思うみたいですが、私はいつも本能的にいつ死ぬのだろうという思いが抜けず、自分にそっくりなガキが私のまわりをうろちょろしているなんて、絶対にイヤだったので子供など作りませんでした。更に言えば、この地球に,人間さえいなかったら、さぞかし清浄な惑星がこの無限大の宇宙に存在したことでしょう。ゲロみたいな公害、ゴミ、核爆弾、原発、書いたらきりがありません。この宇宙に必要なし。ギリギリで、ギリシャ時代までで分明とか文化も止まっていれば良かったと心から思います。奴隷制度は好きではありませんが、あの豊穣な想像力でもう人類という種族がどのようなものであったか、どれだけの狂気にまみれた存在であるか、もう宇宙人が見ても分かります。

ニホン人は古来から「平家物語」「方丈記」などでこの世のもののあわれを知っていたはずでしょう。それを隠しに隠してきた経済という名の麻薬が、元々狂気をはらんだ人類をおかしくしてしまった。Art ,Arteryがその狂気のはけ口であったはずなのに、その狂気にさえ付帯価値を付け金銭で取引するようになった。バカですよ。不条理は人生の友ですが、一人で良いなあ。何人もいらない。その一人の友人のおかげでこちとら右往左往させられてきた。今年で58歳になりますが、二十代の頃、この歳の人を見ると、お、余裕の有る大人だなあ、早く我もああなりたいと思ったものですが、いかんせん、私が58歳という年代を生きるのは、生まれて初めてで、十代の頃の手探りと何も変わらない。ただ少し違うのは、結果がどう出ても、ああ、これが答えなんだあ、と受け止める度量なんてもんじゃない、諦観を少し心の隅に住まわせる隙間ができただけ。
後はオトコなんて本当にどうしようも無い。バカでスケベで意地汚い。女の人の方がよっぽど大人です。生きる,ということが身体の芯、行動の主眼になっている。だいたい放浪とか、彷徨い、世を儚んで自死とか、男がすることの方が多い。私が子どもの頃ですが、新宿を親と歩いていて、野垂れ死にだ〜!えっどこどこ?ということはよくありました。恐る恐る見てみると、ヒゲ面の汚いオヤジが倒れてる。女の人はあまり見なかったです。空襲とか戦中は分かりませんが、だいたいそういうことをおっぱじめるのもオトコでしょう。ろくなもんじゃない。ろくでなし、ってあまり女性に向かって言いませんね。

顔で笑って心で泣いて、って昭和の一時代流行った言葉ですが、泣くのもエネルギーが必要だし、私はアキンドじゃないんですよ。そりゃあお客様が居なければ成り立たないことをしているかも知れませんが、いつも笑顔で手もみして、いらっしゃいませってできるの、これも才能の一つですからね。私には週に一回誰とも会わず、ひとりぼっちで自分独自の考えをじっくり考証したい時期があり、その時、はい、いらっしゃいませーってできません。その時の私は相当怖い顔をしてますよ。自分でも鏡を見て怖いと思ったから知っているのですが。先ず鏡を見て、微笑むところから人生が拓ける、なんて美輪明宏が言っていたから鏡を見てみたら怖いのなんの、それで無理に笑ったら、なんだこのヤローみたいな顔になってしまって、まあ、色々な人に出会い、修羅場くぐったかなあ、なんて自分を慰めるしか方法が無い。

これブログっていうんでしょうか。あははは。勝手に解釈したらどうですか。

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